カルトナージュ(布箱)って?

2016-08-15 | Posted in ミチロルの部屋No Comments » 

手芸が好きな人は知っている『カルトナージュ(布箱)』

でも、一般的にその言葉は通用するのか?
私がお客様から実際に聞いた声です。

ごきげんよう。
あなたのドールを可愛く演出する ドールトランク専門店 anne coquet (アンネコケット)です。

 

あなたは知ってる?

『カルトナージュ』って言葉。

 

知らない方のために…

カルトナージュとは、
8世紀初頭、南フランスの田舎町である ヴァルレアスにて、蚕(かいこ)のまゆを輸送する為の器として考え出されたのが最初、と言われているそうです。

厚紙で組み立てた箱に、布やきれいな紙を貼り付けて創り上げた美しい箱は、その後宝石店等でも使われるようになり、その美しさから19世紀にはフランス各地に広がりました。

19世紀末に、フランスの上流階級の婦人達の間で カルトナージュ作りが趣味として大変流行し、デザインの美しさを競うようになったと言われています。

厚紙と布を使った小さな箱のことを指し、以来、フランスとイタリアを中心に親から子へと受継がれてきた、素敵な伝統工芸です。

これがカルトナージュ(布箱)。

サークルボックス

 

では逆に、にわかに知っている人に質問です。

 

『どうやって作っているか知っていますか?』

 

私がイベントなどで販売し、実際にお客様から聞いた生の声。

『知らなかった!』

『言葉だけは知ってても、実物がどんなものか、どうやって作られているのか初めて聞いた (知った)!』

『既製品の箱に布地を貼りつけているものだと思った!』

 

現実ってこんなもの。

『自分の知っている』は、よそ様はほとんど知りません。

それは、百貨店で販売するようになってから、とても実感したこと。

 

私がカルトナージュを知ったのは、16年前。

ふと本屋さんの手芸本コーナーで見つけた素敵な布箱の本に釘づけになりました。

素敵な布で作る フレンチスタイルの布箱

素敵な布で作る フレンチスタイルの布箱

 

表紙だけでも美しい・・・。

 

どうやって作ってるの?

箱(土台)から組立てているんです!

既製品の箱ではなく、箱そのものを設計して作り上げて行くんです。

 

だから、好きな形や大きさが作れるんです。

可能性も無限大?!

 

もちろん、制作に時間も掛かります。

どんなに小さなものでも、最低2~3日は必要。

 

箱全体にボンドで布を貼り付けて行くため、完全に乾かすとなるとこの日数なんです!!

大きければ大きいほど、工程が増えれば増えた分だけ、乾かす時間も日数も掛かります。

 

100年前のアンティーク

その分、とっても長持ちします!

アンティークでは100年も前のカルトナージュの箱が見つかったくらい。

決して裕福な時代ではなかったはずなのに、こういう美しいもので心を豊かにしていたんでしょうね~。

 

まだまだ認知度が低いなと感じたカルトナージュ。

わかりやすい言葉で伝えるために考えたのが、この『トランク』と言う言葉。

この話はまた次回。

 

リオ五輪

多分、寝不足の人が沢山いると思います^^;

 

私も今朝方までテニスの錦織選手、ライブで応援をしていました!

試合開始頃は半分頭が眠っていたんですが、終盤は手に汗握る接戦で、ドキドキしながら観戦しました。

96年ぶりの銅メダル!おめでとうございます\(^o^)/

まだまだ他の競技もあるので、引き続き応援したいと思います。

頑張れニッポン!

 

 

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