カルトナージュ(布箱)って?
手芸が好きな人は知っている『カルトナージュ(布箱)』
でも、一般的にその言葉は通用するのか?
私がお客様から実際に聞いた声です。
ごきげんよう。
あなたのドールを可愛く演出する ドールトランク専門店 anne coquet (アンネコケット)です。
あなたは知ってる?
『カルトナージュ』って言葉。
知らない方のために…
カルトナージュとは、
8世紀初頭、南フランスの田舎町である ヴァルレアスにて、蚕(かいこ)のまゆを輸送する為の器として考え出されたのが最初、と言われているそうです。
厚紙で組み立てた箱に、布やきれいな紙を貼り付けて創り上げた美しい箱は、その後宝石店等でも使われるようになり、その美しさから19世紀にはフランス各地に広がりました。
19世紀末に、フランスの上流階級の婦人達の間で カルトナージュ作りが趣味として大変流行し、デザインの美しさを競うようになったと言われています。
厚紙と布を使った小さな箱のことを指し、以来、フランスとイタリアを中心に親から子へと受継がれてきた、素敵な伝統工芸です。
これがカルトナージュ(布箱)。
では逆に、にわかに知っている人に質問です。
『どうやって作っているか知っていますか?』
私がイベントなどで販売し、実際にお客様から聞いた生の声。
『知らなかった!』
『言葉だけは知ってても、実物がどんなものか、どうやって作られているのか初めて聞いた (知った)!』
『既製品の箱に布地を貼りつけているものだと思った!』
現実ってこんなもの。
『自分の知っている』は、よそ様はほとんど知りません。
それは、百貨店で販売するようになってから、とても実感したこと。
私がカルトナージュを知ったのは、16年前。
ふと本屋さんの手芸本コーナーで見つけた素敵な布箱の本に釘づけになりました。

素敵な布で作る フレンチスタイルの布箱
表紙だけでも美しい・・・。
どうやって作ってるの?
箱(土台)から組立てているんです!
既製品の箱ではなく、箱そのものを設計して作り上げて行くんです。
だから、好きな形や大きさが作れるんです。
可能性も無限大?!
もちろん、制作に時間も掛かります。
どんなに小さなものでも、最低2~3日は必要。
箱全体にボンドで布を貼り付けて行くため、完全に乾かすとなるとこの日数なんです!!
大きければ大きいほど、工程が増えれば増えた分だけ、乾かす時間も日数も掛かります。
100年前のアンティーク
その分、とっても長持ちします!
アンティークでは100年も前のカルトナージュの箱が見つかったくらい。
決して裕福な時代ではなかったはずなのに、こういう美しいもので心を豊かにしていたんでしょうね~。
まだまだ認知度が低いなと感じたカルトナージュ。
わかりやすい言葉で伝えるために考えたのが、この『トランク』と言う言葉。
この話はまた次回。
リオ五輪
多分、寝不足の人が沢山いると思います^^;
私も今朝方までテニスの錦織選手、ライブで応援をしていました!
試合開始頃は半分頭が眠っていたんですが、終盤は手に汗握る接戦で、ドキドキしながら観戦しました。
96年ぶりの銅メダル!おめでとうございます\(^o^)/
まだまだ他の競技もあるので、引き続き応援したいと思います。
頑張れニッポン!
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